Friday, November 14, 2008

パソコンと向き合ってます

 朝からパソコンとずっと向き合っている。新しいソフトの導入のためだが、その際にサーバ設定とか、その中でのCGIの設定とか、初めてやることがたくさんあったもので。まあ要するにデータベースの設置と設定というのが主なのだが、MySQLとか、そんなものを(普通)やったこともなく、でもそういうのを設置しないといけなかったりして、それで大変なのだ。時間がたくさんあるのならそれらの専門書をキチンと読んでから対応するところだが、残念ながらそんなに時間があるわけではない。コンピュータの専門家ではないので、他にやらなければいけないことが山ほどあるのだ。
 
 で、勢いそういうものを曖昧な知識のままで進めていく。これでもパソコン歴は20年近くあるし、コンピュータ言語も3つほど勉強した過去があって、BASICでは簡単なプログラムもいくつか書いたことがある。その後の仕事の中でも簡単なコードを書く機会もあったりして、そういうのには多少の基礎知識があると思っている。基礎がわかっていれば、あとは応用だし、応用の際にその言語や、設定にまつわる用語とかはある程度わかる。あとは使用しているサーバの仕様なんかを、サーバ管理者に問い合わせたりするだけだ。
 
 とはいえ、やはり曖昧なままに進めているとなんとなく気持ち悪い瞬間がある。なんかこれでいいのだろうかとか、このまま進めて全部やり直しとかになってしまいやしないかとか、そんな気持ち悪さだ。先述した通り、時間があればそういうポイントで立ち止まり、振り返り、やっていることを検証しながら着実に前進することも可能だろう。だがそれは出来ないのだ。そうやって時間をかけていたのでは他がダメになる。他がダメになってしまうのであれば、そもそもこういうことをやっていること自体が無駄になってしまうのだから。
 
 そういうことはミュージシャンにも言えることなんじゃないだろうか。先日もあるミュージシャンと話をしていたところ、「今このまま進んでもいいのだろうか」という悩みを抱えていたようなのである。その悩みの出所は非常にピュアで美しい、アーチストはかくあるべきというような理由だった。くわしくは言えないが。で、そういう思いで停滞しているミュージシャンは非常に多い。いや、だったら最初から音楽大学とかに行って基礎を学んでおけばよかったじゃないとか、まあその悩みの種類によって言ってあげられる根本的な対処法はある。でも、楽譜が読めなくってもいいじゃないか。多少批判めいたことを一部の人に言われたっていいじゃないか。そのことで悩んでいたら、先には進めないのだし、先に進まなかったら、そもそもバンド活動なんて意味がないことなのだ。
 
 それは売れるとか売れないとか、僕らが日常的に取り組んでいることだけに限ったことではないと思う。つまり、それぞれの目標があって然るべきだし、その目標に向かって前進していって自分が充実感を得られるのであれば言うことはない。だが、多くの場合、なにかしらの負い目を感じる部分を抱えて、それについてクヨクヨしていることが多い。でもそこでクヨクヨしていたのでは、結局目標には1cmさえも近付いていないということに、みんな気が付いて欲しいと思うのである。
 
 課題はそれぞれ違うとはいえ、まあ僕も今現在分厚いマニュアルに顔を擦るようにして、いろいろな設定を続けている。その設定、自分で進めていけるところは結構進めて、途中でぶち当たった難題もなんとか克服できそうになってきた。なんとかなるものである。ならない時はまったくならないけれど。