Monday, February 22, 2010

ひさびさ日記〜ロッキングオンジャパン

 毎日書きたいけれども、そりゃけっこう難しい。でも、月に1度くらいでは日記とはいえないね。反省したい。

 そうして日記を書かずに過ごしていながらも、それなりに日々いろいろ感じたりしていたわけで、せっかく読んでくれる人たちにも意見表明しておきたいとか思うわけだが、忙しさを理由に書けない程度の意見など、有って無きも同然だ。そんな意見をさかのぼって書いてみることも意味なければ、そんなことが能力的に出来るとも思えず、いまポッカリと空いた時間に感じている他愛も無いことを書いてみるしかない。

 カーリング、ロシア戦で大接戦を制する。夜中の5時過ぎに見てるのってどうなのって気もするが、きっとたくさんの人が見てると思う。冬の競技はヘルメットにゴーグルで、しかもせいぜい数分というスピード競技が多く、見ていてなかなか感情移入が難しいという中、カーリングは3時間程度の試合が連日9試合あって、そりゃ人気出るだろうって思う。しかもジャンプみたいに普通の人には絶対に無理というような競技と違って、なんかカーリングって自分にも出来るような気がするから、多分みんな徹夜で「俺ならこう投げる」とか思っているに違いない。自分だってそうだし、それにやってみたら絶対にあんなに上手く出来やしないのだ。まあ、予選の後半戦もチーム青森には頑張ってもらいたい。

 先月の終わりに、ロッキングオンジャパンに行く。今月発売のSTONE FREEのインタビューのためだ。思えば前回は2007年に天空快のインタビューで、キラキラとしては実に3年ぶりのこと。そのインタビューは2月27日発売の4月号に掲載予定なので是非ご覧いただきたい。そしてCDを買っていただきたい。CDエキストラ方式でPVも収録なので、より深くSTONE FREEを楽しめるのではないだろうか。


 宣伝っぽくなってしまったが、そもそもキラキラレコード大島の日記なのだから、政治のことやスポーツのことばかり書いているのもどうなのかと、各方面から言われ続けていたので、こういう宣伝っぽいものもたまにはいいということにさせて欲しい。で、宣伝ついでにもう一つ。3月21日発売の有刺鉄線のアルバムでも、ロッキングオンジャパンでのインタビューが載る可能性大である。彼らも2007年のアルバム以来、メンバー総入れ替えという苦難を乗り越え、モロッコ人ボーカルに日本語を歌わせるという離れ業をやってのけて再び這い上がってきたという反骨精神溢れるパンクバンドで、非常に期待大である。このアルバムにもエクストラ形式でPVが収録されている。乞うご期待。


 キラキラレコードからは彼ら以外にもたくさんのアーチストがCDをリリースしていて、別にSTONE FREEと有刺鉄線のことだけをやっているのではない。先月も同じ日にライブを3つ掛け持ちするというような激務をこなしたりしているし、先週などは岐阜県のバンドが東京まで営業にやってきたりと、各々大変頑張って取り組みを行っている。だがやはりある程度の結果を出しているバンドがロッキングオンジャパンにインタビュー掲載されるというのは、当然それまでの努力の成果なのであり、レーベルとしても自ずと力が入っていくものである。稀に所属バンドのメンバーから「STONE FREEとかばかりじゃなくて、もっと自分たちのプロモーションもしてほしい」と非難されたりもする。別に何もしていないわけではないし、彼らの活動の道筋をつけるために陰に陽に努力をしているのだが、それでもやはり所属の全バンドがロッキングオンジャパン規模のメディアに露出出来るわけも無く、そういう意味では結果的な差が出てしまうのはやむを得ないところである。

 この差をもって、不公平というのは容易いだろう。だが、僕としてやるべきことというのは、バンドの実力以上に大きな露出をラッキーで持って実現することではなく、しかるべき努力を重ねてきちんと結果を出しているバンドたちが、その努力に見合うだけの露出を確保することだろうと思っている。そういうことの結果として差が出てしまうのはむしろいいことだし、もしも自分たちがまだそこまでではないとしても、キラキラできちんと結果を出せば、今は出来ない活動も出来るようになるという、一つの目標にしてもらえればと思うのである。結果を出せばと言うが、じゃあSTONE FREEや有刺鉄線が現時点で出している結果というのはめちゃくちゃスゴいものというわけではない。実際に彼らはまだどちらかというと無名バンドのカテゴリーにいると思う。なにもライブの動員が数千人というようなレベルでは全くないのだ。だからその程度の成果だったら、本気で取り組みさえすれば誰にでも可能なんじゃないかなと思っている。そう、「あいつ等は羨ましい」とか思う必要など全くない程度の、ちょっと背伸びする程度の成果でいいのだ。

 今月来月のジャパンインタビューで、もちろん第一義的にはSTONE FREEと有刺鉄線のCDが売れ、それによってキラキラレコードの業績が上がることが何より大切なのだが、同時に、そういう露出を見て、所属バンドの面々が「俺たちも後に続け」という気になってくれればものすごく嬉しい。

 目の前にあるのは実現不可能な遠い幻ではなくて、明日にでも自分が立てるすぐ側の現実だということに気付いてもらいたいのだ。STONE FREEと有刺鉄線はそのことに気がついただけのことでしかない。彼らもまた、さらに大きな目標に向かって、大変な道を突き進んでいるのである。

 なんかブレブレの日記になってしまった。書かないと文章力が落ちることのいい事例だろう。