Friday, April 05, 2013

やらなきゃな

 やらなきゃな。そう思う。  なにをって、まあいろいろだけど、まだまだ足りないって思う。今日あるバンドが会社にやってきて、この1年ほどの活動報告とぶつかっている壁などの相談をされた。それを聞いていて、僕なりの意見を言わせてもらった。多くのバンドと仕事をしてきている経験から、ほとんどのバンドマンがぶつかっている悩みというのはだいたいわかる。カテゴリー別に分類もされている。その引き出しだけでカウンセリングはほとんどの場合事足りる。経験って大切だ。今日のバンドにも、そういう話をすることができた。約2時間半のミーティング。  で、目からウロコが落ちたのか、それとも本当は落ちてないのかはわからないけれども、今年一杯の活動方針は大まかに決まったと思う。そんな感じの表情で彼は帰って行った。よかったよかった。これで彼らが少しでも売れて行ってくれれば、それで僕は幸せだ。  でも、ふと思うのだ。僕は他人にそんなにエラそうに何かを言えるだけの成果を挙げているのかと。いや、全然出来ていない。まだまだ全然だ。レーベルを23年やって来ているという、それだけじゃないか。何かの進歩があったのか?人様に自慢出来る何かがやれたのか。いや、やれていない。もちろん人様に自慢することが目的じゃないし、自慢なんてしなくていいんだけれども、でも自分自身に対して誇れる自分と業績でなければならないんじゃないか。そう思う。切実にそう思う。昨年初めて自分に子供が出来て、カワイイし、遊んでいるといつまでもこうしていたいと思う。しかし、いつまでもそんなわけにはいかないだろう。今はただ近くにいて毎日遊んでくれるお父さんでいいかもしれないが、子供も徐々に外に出ていく。そこでいろいろなことをやりたいと思うだろう。それをさせてあげられるのかオレは。今のままでは出来ることは限られるよ。だからもっと頑張らないといけないと思う。  音楽業界自体は曲がり角にさしかかっていると言われている。その曲がり角の先にあるものは何なのか、それはまったくわからない。だが、手をこまねいていては何にも始まらない。どんなに最悪の事態になったところで、音楽がまったく無くならないのだとしたら、そこで成功する者はいるということだ。自分がそうなれるのか、それとも負けておしまいなのか。そんなことも考えたりする。  バンドに対して「成功に向けて頑張れ」という。だが、音楽で食っていけるのはすべてのミュージシャンの中でもごく一握りでしかない。それを目指して「頑張れ」というのだオレは。じゃあ自分が頑張らないでどうする?そう思うのだ。  まあ音楽に勝ち負けは要らないよという声もあるだろう。だが、負けたら続けてもいけないのだ。バンドは続けられないと解散だし、そしたら応援してきてくれたファンは悲しむことになる。今応援してくれる人を悲しませない為に頑張るということであれば、別に勝ち負けと関係ないことだし、そして続けていく為には、やはり勝たなければいけないと、そういう副次的な意味での勝ちに向けた頑張り、それでいいじゃないか。ましては僕はレーベル運営なのだ。負けたらそこのアーチストが困る(困らない者もいるだろうけど)。だからやっぱり頑張らないといけないのだ、と思う。  とりあえずは、今やろうとしていることを早めに実質スタート出来るように頑張りたい。そしてその前に、ブログを毎日書けるようには最低でもしていきたい。なんかしょっちゅういってることだから「もう期待してないよ」とか言われそうだけれど。頑張るよとりあえず。