Thursday, December 25, 2008

若鶏のコンフィ

 奥さんと神楽坂まで散歩。ランチウォーキングだ。
 
 最近彼女がはまっているというフレンチビストロ。お友達と一緒に出かけたりするのにちょうどいいという。フレンチにはまっているというとなんかセレブリティのように誤解されそうだが、このお店はそんなに高くない、というかかなり安いといってもいいのではないだろうかと思うし(ランチ2皿で1050円、デザートとドリンクを付ければ1500円なのだから)、それ以前に僕の日常的昼食といえば、学生街のがさつなニセ中華屋のニセ麻婆豆腐ライス500円なりだ。
 

 
 前菜と主菜を選んで、デザートとドリンクも選ぶ。結局全部選ぶわけだが、その選ぶという作業も楽しいね。楽しいが、フレンチなんてあまり慣れていない人からすると、単語がいちいち判らなかったりする。コンフィって一体何だよ。でもどんなものが出てくるのかワクワクするっていうのも楽しい経験だ。だってこれ以降はコンフィっていえば「ああ、あんな料理ね」とか判っちゃってしまうわけで、今日のようなワクワク感を味わえるのは今日が最初で最後になってしまうという貴重なことなのだから。もっとも僕の記憶力次第ではまた同じワクワクも味わえるかもしれないのだが。
 

 
 で、コンフィ、美味い。マメと一緒に盛られてきた。マメも美味い。美味い美味い。そんなこんなで約1時間の食事タイムが終了。さっきウィキペディアで調べてみたら、低音の油でじっくりと熱することで長期間保存を可能にした保存食であって、厳密にはアヒルかガチョウ以外の肉はコンフィとは言わないらしいが、そんなのはどうでもいいね。だって美味しいんだから。コンフィにはカスレと共に供されるって、カスレはどうやらこのマメの調理法の一種らしい。
 
 デザートには黒胡麻のなんとかって、プリンみたいなものが出てきた。つーか自分で頼んだんだけれど。奥さんのデザートの方が豪華でボリューミーだった。酸味のあるフワフワチーズに甘酸っぱいフルーツのソースがかけてあった。ちょっともらったけどとても美味しい。無論黒胡麻のなんとかも相当美味しい。
 

 
 ちょっとした贅沢も時にはいいですね。それに、クリスマスに家族での食事がなによりの贅沢だ。
 
 帰り際に穴八幡に寄る。先日の冬至から境内には出店があって、縁日気分を盛り上げている。お腹一杯だったからなんにも手を出さなかったけれど、縁日とかも日本人の贅沢な風習だと思った。