Friday, February 20, 2009

俺聴き:2009年2月15日川口アリオHMV(Vol.2)


玉手ゆういち/『1(いち)』

 変な声質。これが好きか嫌いかが最大の鍵だろう。曲調がかなりバラバラで、だから、的は絞れていないと思われる。2007年にデビューして、ファーストアルバムが2009年って、一体何をしてるんだよと思うし、それでいて方向性もブレているようでは、おいおいさすがにマズイだろうと、心配になってしまう。知り合いでもなんでもないのに。
 
 
 


KeITH/『VICE & VIRTUE』

 1曲目のノイズイントロに1分10秒、で、歌始まりが1分23秒って、客をナメているとしか言い様がない。でも、曲はいいのだ。音の使い方が曲によって違っていて、それでいて全トラックに一本筋が通っているように感じる。静的で激しく、媚びていない。8曲目、9曲目、11曲目のフォーキーな楽曲もいい。これの何が良いのかはまったく言葉で説明できないのだが、聴いた瞬間に「イイ」と思ってしまったのだから仕方がない。買いです。もしかしたら家に帰って後悔するかもしれないけれど、仕方ないのです。瞬間の出会いとはこういうものです。
 
 
 


CLOUDBERRY JAM/『When we were five(the Quattro years)』

 いやあ、これは欲しい。2枚組で合計30曲。それで2580円なんて、いくら過去音源で償却済みとはいえ、こんなに安くていいのかしらと正直思う。しかも現在入手困難な音源が詰まっていて、本当はみんなこういう曲の並びが欲しかったんじゃないかとか思うと、聴かずにはいられない。買わずにはいられない。ジャケのデザインも超ポップで、話によるとイケアのデザイナーが手掛けているとかで、そりゃオシャレになるわなと愕然。新発見のアーチストではないので、どうしても一種のノスタルジーが入ってしまうから、こういうところで試聴したレビューといっていいのかどうかは疑問も残るが、試聴したんだから仕方ないね。早速自宅のヘビーローテーションになりそうな気がする。当然お買上げです。