Tuesday, July 07, 2009

大食いの人

 テレビ東京で大食い選手権をやっていた。ほんのさっきまで単純作業を3時間ほど、テレビをつけながらこなしていたのだが、その画面に映っているのを見てちょっと驚いた。

 大食いの女性は沢山いるが、人気のギャル曽根、実力の菅原さんというのが衆目の一致するところではないだろうか。ちょっとググってみたら、魔女菅原と呼ばれているそうで、自身のブログには魔女を連想させるようなとんがり帽子をかぶりホウキを持った写真を掲載している。ギャル曽根はタレントであって大食いの選手ではないとおっしゃっているらしいが、その魔女コスプレも十分にタレントのような気がするが。

 で、今日のテレビに映っていた菅原さんはいつものイメージとは全然別人だった。いつもは化粧っけのない普通のおばさんって感じで、それが少々不気味で魔女っぽい印象につながるのだが、今日は髪もメチャ気合い入れてセットしていたし、そのセットの仕方がまた普通ではない。メイクも入念にしていて、それがいつもの菅原さんという感じではなくて違和感を感じたわけだが、それなのに、違和感を感じるのに、魔女というイメージは倍増した。

 こわい.......。

 世の中には、多少お金があるからかなんなのか知らないけれど、全然似合っていませんというような特殊メイクを施して街を堂々と歩いたり、高級外車から颯爽と降りてこられるセレブ的なコワモテおばさんがたまにいる。そういう人も質素な服を着てスッピンに近いナチュラルメイクだったらもっと普通にキレイだったりするんだろうと思うことは多いが、このメイク菅原さんをみていると、その感をさらに強くした。しかもあろうことか菅原さんの表情は自身に満ちあふれ、口の両端には笑みさえ浮かんでいた。いや、いつもの方がまだいいですよ、今日のメイクとヘアはイケてないですよといいたい。誰かスタッフ、教えてやれと言いたい。しかし誰もそういうことを彼女に伝える勇気ある人はいなくて、逆に「今日は決めてますね」とか言ってしまったりして、菅原さんも勘違いの中で自信を深め、笑みを見せたりしているのだろう。

 僕も自分への理解を誤らないように、地道に生きていきたいとか思った。