Friday, July 31, 2009

スピード違反

 日経新聞の朝刊にあった「寸言」という記事。

 「運転手が交代した後に酔っぱらい運転をしないかどうか、スピード違反をしないかどうか。十分に見極めることが大切ではないか」(自民党の伊吹文明元幹事長)

 まあ、よく言うわ。こういう根拠のないたとえ話をして恐怖を煽ることがそんなに楽しいのか。今の運転手がラリっていることがハッキリしているなら、そこに免許を持った運転手がやってくればそれが酔っぱらい運転をしてもスピード違反をしても、ともかく乗り換えること以外に選択肢はない。そういう選択肢が無いような状態に国民を追い込んだのは一体どこの政党だと逆に聞きたい。本当なら自民党にずっと任せておきたかった。しかし相次ぐ不祥事に政権投げ出し、社会不安と不景気と治安悪化。こういう事態に直面して、もはやこのままではマズいんだという国民の危機感に何故気がつかないんだろうこの人たちはとつくづく愛想が尽きる。火事のホテルからは人は飛び降りるのだ。飛び降りる人たちに「危険だよ」といって首元をつかんで押さえる暇があったら、火を消すことに懸命になって欲しい。飛ぶ危険と火事の危険がどちらが大きいのかは、それぞれが判断する。それをどうこう言う前に、することあるだろうし、もっと以前にあっただろうと、心から思う。