Friday, May 21, 2010

wordというソフト

 ライターをやっている奥さんが相談があるとか言うから、何事が起こったかと思ったら、wordの調子が悪いとのこと。(」)を打とうとするのだがなぜか(』)になってしまうという。そんなバカなと思ってやってみたら確かにそうなった。変換がおかしい。だから一度保存してパソコン(MacBook黒)を再起動してから開いてみて、それでやるのだが再び同じ症状。仕方なくテキストエディタでも同じになるのかと思って試してみた。もしそれで同じ症状ならばwordの問題ではなくてFEP(ことえり)の問題だ。だがテキストエディタではまったく問題無し。やはりwordか。

 wordにはなんか禁則処理とかなんとかあるよねって感じで、それでいろいろ設定を見てみたが、思い当たるような設定も無し。それはそうだろう。これまで何の問題も無く出来ていた変換なのだから。それで今度は編集していた文書は一旦おいといて、新規文書を作り、その中でやってみると、今度は出来た。あれ、問題解決したのかと思ってまたもとの文書に戻るが、そこではやはり変換がおかしいままだった。

 まあ新規文書で正しく変換させ、それをコピペするという方法で対処したものの、なんか腑に落ちない。そもそもwordというソフト、Mac使用歴17年くらいになる僕としては、嫌いだったのだ。かつてはEGwordというエルゴソフトのワープロソフトを使っていた。Mac以前のPC9801時代は一太郎。誰が好きでマイクロソフトのアプリなんて使いたがるものか。DOS/V→Windowsの世界でみんながwordを使って、それでファイルを送ってくるものだから、しかたなく組み込んでいる。Excelも表計算ではスタンダードになってしまっているし、互換性を考えるとこれを使うしかないのが現状だ。もしも互換を考えなくていいのなら、無理にでもAppleのNumbersを使うだろうし、ワープロソフトは今だってJeditを使っている。その方が余計な機能がなくて使い勝手がいいのだ。wordなんて送られてきたファイルを開く時にそれしかないという場合と、どうしてもwordのファイルで送ってくれという指定がある場合のみだ。

 そのword、僕が先月発表されたばかりのMacBookProを購入する一つの原因にもなっている。それまでに使っていたのはもう4年くらい前のモデルで、ずっとOS X10.4で使っていたのだが、そこにwordの2004mac ver.というのが入っていた。そもそもそんな程度の用途でしかないのだから、2004で十分だったのだ。だが昨年夏頃にOSをOS X10.6に入れ替えたとき、word2004は使えなくなってしまった。何故なのかは今も判らない。そのことを友人に言ったら、その友人のword2004はOS X10.6でも問題なく動いているという。でも僕のマシンでは動かない。それはMac本体とOSとアプリの微妙な関係の中で何らかの不具合があったということなのかもしれない。買ったばかりの機械とソフトでそれならば激しいクレームもするだろうが、なにしろ4年前のMacに無理矢理OS X10.6を載っけたのだ。動作保証内とはいえ、すべてのアプリに対して保証という訳でもないだろうし、最新のCPUが乗るというのなら、それが買い替え時でもあるかなと、僕の気持ちを徐々にそちらに傾かせた、その理由の一つだったのだ。

 だが、wordはもう2010が出るという。そんな時になぜ2008を買わなければいけないのだ? いつもそうなのだ。マイクロソフトはMac版を1年から2年遅れてリリースする。新しい機能なんてそもそも期待していないのだけれども、なんか古いものをつかまされているようで、それも気に入らないところだ。2004だって2007年くらいに買っている。仕方なく買って、それで3年で買い替えなければいけなくなってしまう。よくわからない不具合のせいで。

 みんな一斉にwordを使わないってことにならないのだろうか。僕は正直、あれはクズソフトだと思うのだよ。Windowsを使うのをやめるよりも、wordをやめる方が簡単だろうと思うし、それに変わるような何かをきちんと開発すれば、そしてそれをフリーにすれば、マイクロソフトも反省すると思うんだが、どうだろうか。まあ最初はお金払ったとしても、バージョンアップくらい超低価格でいいんじゃないとか、心から思う。