Monday, June 17, 2013

父の日

 6月16日が父の日。で、僕は朝から会社に向かう。日曜日だけれど、やらなきゃならないことはあるのだ。

 昨年の父の日は息子が生まれる直前で、だから今年は初めて自分が父となった父の日。その父の日に何かをもらえるというような段階ではなく、いつもと同じように早朝に睡眠たっぷりの息子に起こされる。そして今日どうしてもやっておかなきゃいけない仕事のために会社に。電車の中で「昼間のパパは光ってる、だぜ」とツイートした。そう思わなきゃやってられない。普段はパパなんて言葉は使わないのに、清志郎の歌詞だからそこはパパで。

 会社では届くはずの荷物が届かず。おかしいなと思って佐川急便のサイトを見て確認すると「10:38に不在でしたので持ち帰りました」という表示。おかしい。その時間には既に会社にいたのだ。そしてほぼ30分おきに不在票を確認しにいっていた。会社の入っているビルは休日だと1階のドアが閉まってしまう可能性があるからだ。でも今日は1階のギャラリーが営業しているようでドアは開いている。不在票ももちろん入っていない。佐川に電話して、大至急持ってこいとちょっと怒鳴る。やってきた担当ドライバーは「いつも日曜は閉まっているので、勝手な思い込みで配達しなかった」と。それで不在も入れてなかったと。なんだそりゃ。配達もせずに不在も入れずに会社には不在だったと報告する。これはもう詐欺だろ。と憤った。もう一度佐川に電話をして、会社としての正式な説明を求めた。それは月曜日に電話をしてもらうことに。

 ちょっと横道に逸れた。だがそれも父の日の出来事だから。

 で、会社を4時には退出し、出町柳へ。今日は叡山電車でイベントがあり、それに奥さんが参加することになっていたのだ。歌人の穂村弘がファンと一緒に電車に乗ってトークをするというなかなかユニークなイベントで、奥さんがファンだと知っていたので僕が「行ってきなよ」と奨めた。その間長男は僕が見る必要があるので、仕事を切り上げて2人に会いに出町柳へ。イベントに参加する奥さんと別れ、僕は長男を抱っこして帰宅。長男用のご飯を作って食べさせる。

 そんなこんなで、父の日はとても忙しかった。

 昨年の6月、僕はmixiに日記を書いた。友人まで公開設定の私的な日記だが、その中で僕は「あの子は、僕と奥さんへのプレゼントなのだ。我が家の父の日は、世間一般とは違う6月19日だった。来年以降も、我が家は6月19日が父の日でいいと思う。ま、父がプレゼントをもらうんじゃなくて、あげる側なんだけれどね。でも、もう一生分のプレゼントをもらったような気がしている。」と書いている。だからきっと僕にとっての父の日は3日後なのだろうと思う。そして今日の一般的父の日は、0歳の息子の世話をする機会をプレゼントしてもらったんだと勝手に解釈している。まあその説明も後付けでしかないんだけれども。

 さっき息子を寝かせつけた奥さんは一緒に寝てしまった。日々息子の世話で疲れているのだろう。僕はゆっくりビデオを見たりしながら、たいして内容のないブログなんかを書いて時間をつぶしている。